2012年1月7日土曜日

カメラバッグ。しみじみ、写真の話と前夫のことと私の思い。

さて。
夫からのクリスマスプレゼントのひとつに、カメラ&レンズバックパック(スリングバッグ)をもらいました。

このバッグについて”見せて!”と、今年は写真の腕を上げる!と女子写真部(勝手に命名)に入部を果たした、日本に住むお友達から、ブログに書いて!と、リクエストがありました。

ところで、今年は、私の周りに”写真が上手に撮れるようになりたい!!”というお友達が続出で、楽しい!
かなりオタクな会話もできるようになるのでは、、、と。ニタッ。



さて。

外見はこんな感じ。


 横をあけると、レンズをかんたんに取り出せます。レンズの上の部分にカメラもすっぽり。


で、メッシュのポケットの中には、この布が、、。レンズを拭いたりできます。


表の部分には、色々とポケットがついていて、左の小さな長方形の袋は、取り外し可能で、お財布にもできそうな感じ。


 トップをあけると、雨に濡れないようにカバーも付いています。


これ、Costcoで、じゃじゃんっ。$38
あれ〜、クリスマスプレゼントなのになんで値段、知ってるの〜?って?あはははは。いいのいいの。←何が?


実は、じゃあ、どのレンズバッグが一番良いのか、、、と言われると、まだわかっていません。用途がそれぞれ違うというか、、ね?


MEC(Mountain Equipment Co-op)のバッグ
悪くはないんだけど、ストラップが縦方向にしか付けられず、なんだか使い勝手が悪い。でも、コンパクトなので、車で移動する時のお供としては、なかなか良い。

中はこんな感じ。


それからレンズ1個だけ入れられるバッグ。これは、替えレンズを1本だけ持って行きたい!とか言う時には、なかなかよろしい。



このバッグは、写真をやっていた前夫が使っていたもの。
これを持って、一緒にあちこち旅をしました。

事故の瞬間、彼が持っていたのがこれだったのだけど、中に入っていたレンズ数本とカメラは無傷だったのです。そして、それは、本当に不思議だな〜!と、いつも思うのです。

彼がいなくなっても、私が自分を見失わないように、楽しみを見いだせるように、神様が協力してくれて、遺してくれたのかな、、、なんて思うのです。気負っていた時もあったけど、今は、楽しみながら彼の遺品を使って、写真を撮れたらなあと思っています。
 
しかし、、、あの頃、もうちょっと色々と真剣に写真のことを教わっていたらなあ!!

でも、あの頃、、、私は撮ることは、よくわかっていなかったけど(今でも)彼は、若い愛に満ちた表情の私を沢山撮ってくれました。その写真を見るたびに、撮る方も撮られる方にも、思いを込めると、こんなにもステキな写真になるのだな、、と、よく思っていました。シャッターを切るたびに、思いを込めるのです。


そのまま残してきている日本の私たちの家には、レンズが沢山あります。どうやって使ったら良いかも、今はまだわからないけれど、今度日本に帰ったら、全部持ってこようと思います。


写真を撮っていると、美しい物、愛する物のその瞬間を探そうとします。

子供の姿だったり、ペットの姿だったり、お花だったり、、人それぞれ、愛するもの、美しい物の瞬間をとらえたいのが写真で、色んな写真、それがうまくてもヘタクソでも、撮る人の興奮や伝えたい物、ストーリーを想像します。

私は、まだまだ写真ミソッカスだけど、時間をかけて、ゆっくりと、ステキな写真を撮れたらいいなあ!と思っています。


今日はしみじみ、、、
私の愛する前夫のことを考えています。
美しい物をみるたびに”ああ、ここに彼がいたら、、、”と、いつも思うし、彼はなんて言うかな?と思うし、美しい物を見せてくれてありがとう、、と思います。

イヤなことがあっても、辛いことがあっても、悲しいことがあっても、健気な物、美しいものを見る時、そして、色んなことを体験するとき、生きていることは、素晴らしく美しい、、、と、私は思うのです。

今日は、しみじみしました、、。

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 めるしー!!!!

6 件のコメント:

エミ さんのコメント...

そんな過去があったんですね。
当時は辛かったとお察しします。

だからYukaさんの写真はとても丁寧で”魂”がこもっているんですね。
ただよく見える写真を撮るんではなくて、そこにあるものの、その瞬間の美しさ・切なさ・悲しさ・嬉しさを撮っているんですね。やっぱり、人はありのままを表現するとき、努力なしに、自然に美しさがにじみ出てしまうものなんですね。

小学校の時に読んだ詩を思い出しました。
大好きだった詩。
忘れちゃったけど、くだりはこんな感じ。

私の瞳はカメラのレンズで、
瞬きするたびに、
大切なものを脳裏に焼き付ける。

あれっ、こうやって書くと、全然感動しないんですけど、本物の詩を読んだら、感動します!

すごく今日のYukaさんの記事とかぶるところがあります。

これからも心のシャッターで、素敵な写真を撮り続けてくださいね!

エミ

ちい さんのコメント...

おー!!紹介ありがとう!
いたれりつくせりのバックパックすばらしい~。

なんかさ、リュックとバッグのいいとこどりっていうか。
撮りにいくときリュックのほうが便利だけど、いちいち上からがさごそするのも面倒・・・でも肩からかけると重いし、構えるとブラーっと前にきたりしてさ、
これやっぱ、考えられてるね!!

いろんなやつもってるんだぁ!
私はまだレンズ2つだから小さいのでもいいけど、なんかかわいいのさがしてみよーっと♪

写真の力ってなんだろ・・すごいときあるよね。見ただけで一瞬で涙がでるような写真もあるじゃない?
知らない人だったり、知らない場所だったりもするのに、一瞬だったりね。
あれってやっぱりこもってるんだろうなあ・・・。一瞬の芸術!

主将、これからもよろしく!

Yuka さんのコメント...

エミさん。
でも、今は本当に元気なのです!申し訳ないくらいに、、ははは。よーく考えたり、悲しい部分にフォーカスすると、それはそれは、嫌〜な気持ちがまた蘇ってくるのですけど、でも、彼とは楽しい事が沢山ありました。それを思い出すと、フフフ、、ニタニタ、、となれるのです。

写真、、まだまだ改善できるところとか、上手な人の写真をできるだけ沢山観ること、、練習しなきゃいけないところとか、カメラそのものの機能を知ること、たくさんたくさん課題があります。

時々、”ああ、私の写真なんて、この人のに比べると、、”とか比べてしまうことがあって、比べること自体、まだそのレベルじゃないよ〜ちみ〜!と思うのですが、自分のスタイルとか、表現を、少しずつでいいので、確立できたらなあ、、なんて。でも、何より楽しむことが大事ですね!

この詩、ステキですね。
とってもわかります。全部覚えられていたら良いのに、、、って、思うことあります。
特に今は、子供がいなくて、ネコと一緒にいて、まあ、順番通りだと、ネコちゃんの方が先にいなくなるんだろうな、、って思うと、彼女のかわいい仕草や、声、生き生きとした動きを見るたびに、ああ、全部忘れませんように!と愛おしく思います。

Yuka さんのコメント...

ちい!
これでござんすよ。
確かに、機能、、ってその時その時に、ああ、この部分、こうだったら良いのに!ってあるんだけど、このバッグは、なかなかです。スリングだから、レンズを替えたい時も、ストラップをぐいっとひっぱってスライドさせて、体の前にバッグを動かせるのよ。

レンズはね、福岡に帰るとまだまだあるのよ。カメラもね、実は色んなのがあるよ〜!デジタルだけじゃなくってねえ。フィルムカメラの方も、おもしろいのが色々あるよ〜。

レンズはどれがどんな、、って全くわからんけどさ!!1本だけ、モウレツに喉から手が出るほど欲しいヤツを、置いてきてしまってて、かなりいろんな場面で”アイツがここにいたら、、、”と思うこと多々よ。

少しずつ、レンズもJ君におねだりして、買ってもらい!あの単焦点はアマゾンで8500円よ。素晴らしいポートレイトが撮れるよ。それでかわいいガールズの一瞬を残しておくのだ〜!

写真は、ホント力があるときあるねえ。昨日は、どういうわけか、行きあたった東北の震災の時の写真を見ててて、喉がうっっっとなりっぱなしだった。撮る人は、あれに関しては、何も”良い写真が撮りたい”とかあまり考えてなかったんじゃないかな、、って思うのよ。ただただ目の前にある、大きな衝撃を、撮る人も圧倒されながら撮ったんじゃないかなあ、、とか。だから、観る方もこれだけ圧倒されるんだろうな、、とか考えていたよ。

midasjenny さんのコメント...

何時も、笑いなしでは読めないYukaさんのブログ、この記事は、しみじみと読ませて頂きました。Yukaさんの心の声が胸を打ちました。愛する人を失う、、、その痛みを経験されたのは本当にお辛かったと思います。「写真を撮る」ことがYukaさんにとって、深い感情の表現なのですね、だから見る人の心にも響くのですね。

Yuka さんのコメント...

ジェニーさん。
暗い、、とか、悲しい、、とか、怒り、、とかは、このブログにはあまり書かず、楽しい事だけ書きたいな〜!なんて、一応、思ってはいるのですが、その心の奥深くに沈めている感情も含めて私だなあ、、とも時々。そして、カメラや写真の話になると、どうしても、前の夫のところへいってしまいます。そして、時間がかかってもいいので、いつか上手になれたらなあ〜、と思ってやっています。

私は、ジェニーさんのブログ、特においしそうな美しお料理の写真を見るたびに、私の勝手な想像かもしれないのですが、すごくダンナ様への愛を感じるのですよ〜!!なんか、ダンナ様の喜ぶお顔がみたい!って気持ちが見えて、その情熱がとてもうらやましく、ステキで、いいな〜と思っています。というのも、私にもそんな時があったな、、とあの時の気持ちを思い出させてくれて、取り戻したいなあ、って思わせてくれるからです。

そういうわけで、楽しみに読んでますよ〜!